CPAP治療は保険適用になります
「CPAP治療って、毎月いくらかかるの?」——これは、治療を検討されている患者さんから最も多くいただくご質問の一つです。
結論から申し上げると、CPAP治療は健康保険が適用されます。睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、一定の基準(無呼吸低呼吸指数:AHIが20以上)を満たした場合、CPAP機器のレンタル費用は保険診療の対象となります。
「高額な治療なのでは?」という不安をお持ちの方も多いのですが、保険適用により、患者さんの経済的な負担は大きく軽減されています。
毎月の自己負担額の目安
CPAP治療にかかる毎月の費用は、以下の通りです(3割負担の場合)。
CPAP機器レンタル料:約4,000円〜4,500円/月
診察料(再診料+管理料):約500円〜1,000円/月
合計:約4,500円〜5,000円/月
つまり、1日あたりに換算すると約150円〜170円程度です。缶コーヒー1本分の費用で、質の高い睡眠と健康な毎日を手に入れることができるのです。
なお、1割負担の方(後期高齢者医療制度など)は、さらに自己負担額が少なくなります。
CPAP治療費は「医療費控除」の対象になる?
はい、CPAP治療にかかる費用は「医療費控除」の対象になります。
医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が10万円を超えた場合に、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。
CPAP治療は毎月の通院が必要なため、年間の治療費は約54,000円〜60,000円になります。ご本人やご家族の他の医療費と合算して10万円を超える場合は、医療費控除を申請することで、税金の負担を軽減できます。
医療費控除を受けるためには、毎月の領収書を保管しておくことが大切です。当院では、年間の医療費の合計額を記載した書類の発行も可能ですので、お気軽にお申し付けください。
定期的な通院(月に1回)の重要性
CPAP治療を保険適用で継続するためには、原則として月に1回の受診が必要です。これは、保険診療のルールとして定められています。
「毎月通院するのは面倒」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、定期的な受診には、保険適用の維持以外にも重要な意味があります。
CPAP機器の使用データを確認し、治療効果を評価する
マスクのフィッティングや空気圧の設定を調整する
体調の変化や新たな症状がないかを確認する
血圧や体重などの全身状態をチェックする
当院では、お仕事帰りにも通いやすいよう、夕方の診療時間も設けています。月に1回、10〜15分程度の受診で、快適なCPAP治療を継続していただけます。



